カクサダクリーニングの和服クリーニング
和服は、ふだん洋服と比べて着用頻度が少ない一方で、ひとたびヨゴレやシミが付くと目立ちやすく、取り返しがつきにくいのが特徴です。生地や染め柄が繊細で、高価なものも多いからこそ「大事に扱いたい」想いも強いはず。
そんな特別な一着を守り抜くために、カクサダクリーニングでは、伝統の技術と最新の洗浄システムを掛け合わせた「京あらい」という特別な和服クリーニングメニューをご用意しています。昔ながらの洗い張りではなく、生地や柄をできるだけ傷めずに洗浄・仕上げを行うのが特徴。
呉服や振袖、留袖、訪問着、長襦袢など――思い出が詰まった大切な和服を安心して預けられるパートナーとして、ぜひ当店の「京あらい」をお選びください。
高価な着物こそ、和服クリーニングを
かつては、着物をすべてほどいて平らな布に戻し、それを洗ってから再度仕立て直す「洗い張り」が一般的でした。しかし、この方法は手間と費用がかかり、仕立て直しの仕上がりにも左右されるため、敷居が高いと感じる方も多いのが実情です。
そこで生まれたのが、洗い張りと丸洗いの良い部分を組み合わせた「京あらい」。着物をほどき切らずに専用の洗浄工程を施すことで、生地の傷みや柄落ちを最小限に抑えながらキレイに洗い上げることができます。
職人の目利きで、繊細な生地を保護
着物は素材や織り、染めの技法によって扱い方が大きく異なります。特に絹や金銀糸などをあしらった豪華なものは、一つひとつの特性を見極めて洗浄方法をカスタマイズする必要があります。当店の和服担当スタッフは経験を活かし、気になるシミや色落ちのリスクを事前に見極めてから最適な前処理を行い、生地の“命”を守りながらクリーニングを進めます。
工程1:入念な検品と前処理
襟や袖口、裾などは汗や皮脂・ホコリが溜まりやすいゾーン。しみ込んだヨゴレが広がらないよう、部分的なしみ抜きや前処理剤で先にヨゴレを浮かせます。
工程2:全体洗浄と生地の保護
デリケートな素材は手洗いを主体に、比較的強度のある正絹は専用洗浄機でコントロールしながら丸洗い。温度や洗剤濃度を厳しく管理して色落ちや毛羽立ちを防ぎます。
工程3:すすぎと仕上げ
適切な柔軟処理でしわやごわつきを抑え、アイロンやプレスで形を整えます。着物の柄合わせがずれないように特殊なプレス機を使うことも。
京あらいのメリット
1. 着物を解かずに洗えるため、洗い張りよりも手軽かつ低コスト。
2. 生地や染めを守りながら、ヨゴレや臭いをしっかり除去。
3. デリケート部分を的確にケアするため、洗浄後も風合いが保たれやすい。
1. 毎回のクリーニングは必要?
着用機会の限られた和服は、必ずしも「毎回クリーニング」が必須ではありません。ただし、汗を多くかいたり、目立つヨゴレが付着した場合は早めのケアがカビや変色を防ぎます。
2. シーズンオフの保管時にチェック
長く着ない着物を収納する前は、しみやヨゴレが残っていないか要確認。見落としたヨゴレが原因で虫食いやカビが発生するケースもあります。京あらいに出してから防虫・乾燥対策を施すことで安心して保管できます。